「ガンディー 獄中からの手紙」 生きざまに学ぶ

ガンディーはインド出身の宗教家・政治家であり、第二次大戦後にインドがイギリスから独立するのを宗教的信念によって導いた方です。

 

「塩の行進」にはじまった第二回非協力運動を先導した罪で投獄されていたガンディーは、彼の主催する修道所の弟子達に向けて複数の手紙を書きました。その手紙等を弟子が編集したものが、本として広まっています。

 

ガンディー 獄中からの手紙 (岩波文庫)

ガンディー 獄中からの手紙 (岩波文庫)

 

 

本書の後半では、ガンディーの生涯が簡潔に紹介されています。それを読むと、彼が一度ならず何度も命を賭けて愛を貫き、平和や平等を実現しようとしたことが分かります。彼の生き様は現代でもなお、私達の心を揺さぶります。彼の生き様や思想、情熱を理解した上で手紙を読むと、貫徹した博愛を感じることが出来ます。

 

世界中のあらゆる宗教を木に例え、様々な宗教は枝葉であり、根本は一つの幹であるとする独自の宗教観は、洗練されているし、宗教間の理解と協力に向けた希望のようなものを感じさせてくれます。きっとガンディーは、宗教間の対立に深く心を痛めていたのではないでしょうか。