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「伝習録」1 良知とは

王陽明(1472~1529年)は中国の思想家であり、「陽明学」の提唱者として有名です。朱子学に異議を唱えて陽明学を生み出しました。

 

伝習録」は、王陽明の言葉を弟子たちが書き留めて編集したものです。

 

王陽明の考えの神髄・・修己の核心は、「良知」を発揮する、という一言に尽きると思います。

 

王陽明の言う「良知」とは一体何でしょうか?僕は人文学は全くの素人なのですが、「伝習録」(吉田公平、たちなば出版)を手掛かりにして、「良知」の正体に迫ってみたいと思います。

 

 

 

伝習録―「陽明学」の真髄 (タチバナ教養文庫)

伝習録―「陽明学」の真髄 (タチバナ教養文庫)

 

 

以下引用

 

・善も悪もないのが心の本体である。善悪が結果する場が意である。善悪を判断するのが良知である。善を実現し悪を排除することが主客関係を正すということ

 

・いったい根のない人がいるものか。良知こそ天が植えた霊妙なる根であり、もともと間断なく生き生きとしているものだ。しかし、私的感情にとらわれて、良知という根をそこないふさいでしまうと、良知は芽を出して生育することができなくなるのだ

 

引用ここまで

 

良知とは私達の心の中に先天的に存在していて、善悪を知る「魂」のようなもののように思います。良知は太陽のようなものであり、欲望の雲で空がおおわれてしまうと太陽である良知が隠れてしまい、悪い判断をしてしまうようです。

 

良知とは、誰もがもつ良心のこと・・そう理解したなら、特段難しいことはなさそうです。